福島克行の　ブログ。　　　　　　　　　「ああでもない、こうでもない」　　　

昨夜ライブを終えて帰り道。最寄り駅から家まで歩いて約10分の道すがら。

道端に眠るご老人を発見。辺りは街灯も少ないのでわかりづらいが、推定70歳の爺さんだ。

どういう事情で、こんなところで寝ているのか知らないが、放っておくのも躊躇われる。


なんせ僕の周りには、道端で寝てしまう人が数人がいる。
かく言う僕も電車や公衆便所、駐車場、公園など 所構わず寝てしまう経験をたくさん重ねているので、偶然発見した爺さんを他人とは思えないような心持ちだ。


「お〜い、風邪ひきますよ〜」

と、呼びかけたものの 爺さんは

「ああぁ」とか「ううう」とかで、起きる気配がない。


高校生の頃、アルバイト帰りに同じく、寝てるオッサンを発見。

そのオッサンは、存外あっさり起きて、お礼を言われたが何故かその後一時間くらい話し込まれてしまい、辟易した。

自身が九州から出てきて、一代で畳屋を築いたことや、放浪の俳人【種田山頭火】の記念日を建立したエピソードなど、こちらが聞いてないことを丁寧に話すのだった。

おまけに、「君には迷いがある」と起こした僕に説教のような話をされた。




というわけで、また説教されたら嫌だなぁ、もう帰ろかなと思っていると、オートバイに乗った警官が通りかかったので、おまかせした。


ところで、爺さんはどんな夢を見ていたのか…

などとは気にならず、僕は無事帰宅。


次はどこでどんな寝てる人に出会ってしまうのだろうか。